以前「めざすなら!!!」というタイトルのブログを書きました。
どんな内容だったかざっと振り返ると・・・
ある方に「岡田さんはフィットネスビキニで優勝を目指しているのか?」と聞かれたので、私は「自分のポテンシャルでは、最高でも表彰台に上るところが限界だろう。だから自分の最大の可能性を目指し、3位入賞してメダルを持って帰ること、それが私の目標だ。」そう答えた。
するとその方から、
「競争の場では、絶対に優勝すると意気込み、準備をしてきたとしても、蓋を開ければ2位3位ということは往々にしてある。本当に頂点に立つような人間は、最初からはるかかなた飛び抜けたところを目指してやってきているのだ。そのようにして、1位から順に順位は埋まっていく。最初から入賞を目指していたのでは、3位に食い込むことは難しいだろう。自分が想定しているよりも順位は落ちると思っていた方がよい。」
という趣旨の助言をもらう。
私はこの見解を、まさに正論だと思った。
続けて、その方は
「どうせやるならトップを目指してとことんやればいい。周りの雑音を気にする必要はない。」
そのようにおっしゃった。
そこで私は、
そうか、優勝を目指すような意気込みでないと3位という目標には届かないのか、と解釈し「優勝を目指してがんばろう」。
そのように気持ちを改めた、という記事でした。
しかし・・・
その後どうも腑に落ちない点があり、ずっとモヤモヤしていました。
“優勝を目指してがんばる” 。
自分でそう口にしたものの、
私の本意でないし、
あまりにも安易で実態のないこの発言が
気持ち悪くてしかたなかったのです。
私は、“優勝” を目指しているのか。
いや。私は優勝なんて目指していない。
私が目指しているのは3位だ。
でも、3位を目指していたのでは3位にはなれないかもしれない。
だからと言って、優勝をめざすことが正しいことなのか。
それに “がんばる” って何なんだ。そんなことは誰もが当然にやってることだ。
・・・・。
この矛盾をどう捉えたらいいのか分からず、ゴールのない目標に向かって走っているようで、ストレスを感じていました。
そんなこと考えているうちに、やっと自分の考えが定まったので、書き残しておきたいと思います。
フィットネスビキニに挑戦すると決めた時から、 これまでの過去の試合、先輩選手、私と同じく今年デビューするであろう 新人選手の情報は常にチェックしてきました。
他選手と比較したときの自分のレベル。
この競技で勝負できること、できないこと。
これらを分析した上で、自分の最大の可能性として設定した目標。
それが『3位入賞』。
根拠をもって設定した目標なので、やはり私が目指すべきところはここなのです。
適正な目標は持っている。
では、次に考えること。
どうすればその目標を達成できるか。
3位になるためには何が必要なのか。
具体的な方法、戦略。
そのように考えていくと、“3位になるための戦略=優勝を目指してがんばる” では、決してないということが分かります。
<現状分析→適正な目標設定→目標達成までの具体的な戦略>
何をすればよいかは、このようにして導き出されるべきなのです。ただ感情に任せて、“優勝を目指す” ことは、プラス思考でもなんでもなく、どうすれば勝てるのか本気で考えていないだけです。
また、“がんばる”、“人一倍努力する”、“限界を超える” といった 精神論だけで勝てるのは、よっぽど才能に恵まれた人だけです。凡人の私は、そんなアバウトな精神論に頼っているようでは他の選手と対等に戦うことはできません。むしろ凡人だからこそ、最短の道のりで成果を上げられるよう合理的な考え方と、確かな戦略をもって準備していかなくてはいけないのです。
だから、“優勝を目指してがんばる” なんていう的外れなことを言うのはやめて、やはり堂々と『3位入賞』を目指していきたいと思います。
一方で、こんなに真剣に取り組んでおきながら、3位になれかったらどうしよう、という怖さもあります。
でも、
真剣だからこそたどり着いた考え方
自分なりに出してきた答え
蓄積されてきた全てのことは
自分の糧になることはあっても、無駄になることは決してないということに気づきました。
たとえ選手として評価されなかったとしても、サポートする立場で役に立つかもしれないし、競技とは関係のないところで役に立つかもしれないし、人生そのもので役に立つかもしれない。何にせよ、得る者はあっても失うものは何もないということです。
そう考えると、ネガティブな要素がなくなり、気持ちがスッキリ軽くなりました。
お酒の席で何気なく頂いた助言が、私に考えるきっかけを与えてくれ、このような考えに辿り着きました。
K社長、ありがとうございました。
改めて、『3位入賞』を目指し、
そのためにすべきことを確実にやり抜きたいと思います。
